非常用発電機の負荷試験とは

非常用発電機の負荷試験とは、実際に電気負荷をかけた状態で発電機を運転し、非常時に確実に稼働するかを確認する試験です。

年1回の無負荷運転(試運転)だけでは、

  • 定格出力が出るか
  • 電圧・周波数が安定しているか
  • 冷却系・燃料系に異常がないか

といった重要なポイントを十分に確認できません。

負荷試験を行うことで、
**「本当に使える非常用発電機かどうか」**を事前に把握することができます。

疑似負荷試験機を用いて行う負荷試験、消防法においては『負荷運転』が正式な法律用語になります。

2通りの負荷試験負荷運転

負荷試験の方法には、当該負荷設備(例:スプリンクラー・消火栓等)を実際に稼働させて行う実負荷試験と、
当該負荷設備をすべて切り離し疑似負荷試験機を用いて行う疑似負荷試験の2種類があります。

 


スプリンクラー


消火ポンプ


エレベーター

〈両者の比較〉

試験方法メリットデメリット
疑似負荷運転・原則、施設の停電操作が不要
・当該負荷設備を使用しないため、専門技術者(電気主任技術者等)の配置が不要
・負荷率、時間の調整が自在
・エンジンに堆積したカーボンを燃焼排出できる
・試験条件を一定に保ちやすく再現性のある測定が可能
・作業時間は試験機の搬出入含め2時間程度
・試験機の持ち込みが必要







実負荷運転・当該負荷設備の動作確認が可能
・試験機を必要としない






・施設の全館停電、復電時のリスク予防にインバーター(UPS)が必要
・当該負荷設備ごとの人員配置(電気主任技術者等)が必要
・30%負荷に足りないケースが多く、堆積カーボンの燃焼排出ができない
・メーカー指定の安定数値の測定ができない

建物の用途や運用状況により、最適な試験方法は異なります。
当社では、一般社団法人日本発電機負荷試験協会(JLA)の基準に基づき、
適切な点検方法をご提案いたします。